裁判員女性 遺体写真見て体調不良 裁判後に退職 福岡

福岡地裁で1月にあった傷害致死事件の裁判裁判員だった福岡県内の女性が、朝日新聞の取材に応じ、「裁判を機に体調を崩し、仕事を辞めた」と語った。女性は、裁判で解剖写真が法廷に映されたときから動悸(どうき)が生じ、裁判後は車が運転できなくなったという。裁判当時、すでに別の裁判員が解任されていたため、体調不良を理由に辞めるとは言いにくい状況だったという。

 担当した裁判では、凶器が争点となった。被害者の頭に致命傷を負わせたのは「金づちのようなもの」とする検察側は審理2日目の午前、解剖医を尋問した。頭部の陥没骨折を説明するため、法廷のモニターと大画面に頭部の解剖写真が連続して映された。

 女性は当初体調に問題はなかったが、解剖写真を見ると動悸が生じた。それでも、「見なくてはならないと言い聞かせた」と振り返る。

 直後の昼休み、別の女性裁判員1人が解任された。裁判所からは明確な理由の説明はなかったが、女性にはこの裁判員も写真の影響があったように見えた。1人では廊下を歩けない様子で、昼食を取らずに帰ったという。

 女性も昼食は進まず、午後は「頭が真っ白で最悪の体調。倒れるかもと思った」。めまいや動悸が続いたが、すでに1人が辞めていた中で「自分まで帰るわけにはいかない」と考えたという。

 裁判を終えた翌日から、体調不良となり、車を運転することができなくなった。車での営業職を約4年間続けていたが、週4回ほどのパート勤務も2月中旬に退職した。

 最高裁裁判員の心の負担に配慮し、24時間対応の相談窓口を設置。専門家のカウンセリングも受けられるようにした。女性も地裁からこの窓口を紹介されていたが、話すこと自体がきつく、なかなか電話はできなかったという。

2月のある朝、即座に助言をもらえると思って意を決して電話した。涙ながらに話したが「私は看護師。専門の人に話しませんか」と言われ、気力を失って医師の診察は受けなかった。裁判の経験に悔いはないが、今も10分以上は運転できないという。

 遺体写真の扱いについて、福岡地検は「視覚的な説明が必要な場合もあり、影響には配慮している」と説明。福岡地裁は「裁判員が事後に体調不良などの問題があれば、いつでも相談に応じる」としている。

 西南学院大の平井佐和子准教授(刑事法)は「裁判では生々しい証言や写真が証拠として示されることもある。選任の段階であらかじめ説明し、事情によっては辞退を認めることも可能にするべきではないか」と指摘している。(金子元希)

asahi.comより


意を決して相談窓口に電話したのに「専門の人に話しませんか?」って

言われてしまうと、一層気が滅入りますよね。

経験された人しかわからないようなプレッシャーとかストレスが

裁判員になった方にはあると思います。


相談窓口の対応の仕方を再考してもらいたいものです。
【ニュース読破.comの最新記事】
posted by マンガコミック at 15:16 | ニュース読破.com | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。